開けるのが楽しみな瓶
いつでも閉められるスクリューキャップも便利だけど、コルクで栓をしてある瓶は、何度でも開けたり閉めたりできる瓶よりも開けたときの開けた!感が大きいような気がする。
一度開けてしまったらしっかり栓をできない分、開けたその場で全部飲みきってしまう、その場限りの楽しみという感じがして楽しい。
そのコルク栓を自分でできたら、お祝いごとに美味しいワインを開けるみたいな楽しみを、自分の作った飲み物とかシロップとか、そういうもので味わえるんじゃないかと思ったのと、あと見た目が可愛いのでやってみることにした。
ただコルクで栓をするだけでもある程度の期間は保存できるのかもしれないけど、もっとしっかり長いこと保存できるように、コルク栓に蝋をかけることにした。高級なワインの瓶とか、ウイスキーのメイカーズマークの瓶とかでたまに見るアレみたいな感じ。
コルクって乾燥するとひび割れてそこから空気が入ったりしてしまうらしいんだけど、蝋を被せておけば安心。
今回は、ジンジャーシロップを作って瓶に詰めた。
いるもの
○コルク
○瓶(コルク栓がしてあったワインの瓶がいいけど、瓶ごとに注ぎ口の口径が違うので注意)
○蝋(IKEAで買ったろうそくを使った、好きな色のものを選ぼう)
○中身の飲み物とかシロップとか(保存のきくもの)
やり方
1.瓶とコルク栓を鍋に入れ、火にかけて煮沸する。瓶全体がよく熱湯に通って温まったら取り出す。瓶に入れる中身も出来るだけ熱い状態にしておく。
2.瓶が冷めないうちにすぐに漏斗を使って、瓶の上から3センチぐらいのところまで中身を注ぐ。すぐにコルク栓を詰め、力を入れて入るところまで入れる。まだ中の空気が熱いので、空気の反発で全部は入りきらないはず。
3.瓶を冷ましつつ蝋を溶かす。瓶の中の空気が冷めると気圧が下がるので、コルクがもっと深くまで入るようになる。もし固くて入らなければ木槌とかハンマーみたいなもので瓶を割らないように叩くと良い。蝋は湯煎で溶けるので、鍋に水を沸かしその中に容器を入れて溶かしておく。なるべく底面積の小さい容器に5〜8センチぐらい蝋が入っていると良い。
4.瓶にコルクが全部入りきったら、瓶の口を溶けた蝋の中に一瞬浸けて、すぐに取り出す。すると薄い蝋の層ができるので、瓶についた蝋が冷えて固まってからもう一度蝋に浸すのを何度も繰り返す。まだ蝋が冷えないうちに浸すと、せっかく瓶についた蝋が溶けてしまうので逆効果。だんだんと層が厚くなっていき、コルクが透けて見えなくなったら完成。